あなたにもできる借金対処法―いざという時の特定調停活用法 |大石 貢二
あなたにもできる借金対処法―いざという時の特定調停活用法
大石 貢二
現代人文社 刊
発売日 2004-01
読者の立場に立った良書 2004-10-24
気軽に読める感じで、しかも裁判所で実際に使用している書式も充実していて痒いところに手の届く本だと思います。大石裁判官は国際人権B規約について監獄法にも適用があるとの判断を残した、国際的に名の通った先進的な方だそうです。読者の目線に立った、一般法律書籍のあるべきスタイルではないでしょうか?
マンガでわかる 貧乏脱出・借金整理 一人でできる特定調停 自己破産しないで生活再建! |金森 信二郎 /金森 重樹
マンガでわかる 貧乏脱出・借金整理 一人でできる特定調停 自己破産しないで生活再建!
金森 信二郎 /金森 重樹
オーエス出版 刊
発売日 2004-01-21
複数のところから多重債務をし、多額の借金を抱えている場合、その解決には自己破産しか手だてがないと思っている人も多いだろう。しかし、2000年にできた法律、「特定調停法」に基づいて借金の整理ができれば、月々の返済金額が約半分になる人もいる。
その「特定調停」を理解し、必要な書類などを自分ひとりの力で作っていくための手順がまとめられているのが本書である。借金に苦しんでいる人のなかには、弁護士などの専門家に頼むお金を工面できず、現状から目を背けているという人もいるだろう。本書は、借金解決までの課程を示したマンガを交えながら、易しく特定調停の流れを説明している。
そもそも、なぜ特定調停により、借金を圧縮することができるのだろうか? それは本書の第3章に詳しく説明されているが、「出資法」に基づく上限利率と、「利息制限法」に基づく上限利率との間に幅があることを利用して交渉を行うからである。「利息制限法」の上限利率以上支払っていた利息を元金に組み込み、改めて債務を計算し直して交渉することを特定調停という。このため、取引年数が長く、課せられている利率が出資法の上限に近いほど、借金の残高を減額することができるのだ。
本書は、消費者金融で債権回収に携わっていた経験を持ち、『元サラ金取り立てナンバーワンが書いた 自己破産せずに借金を返す法「特定調停」があなたを救う!』の著者である弟と、行政書士と中小企業診断士の資格を持つ兄との共著である。2人の事務所を訪れた債務者のエピソードなどを交えながらまとめているため、実際に特定調停を考えている人だけではなく、特定調停のあらましや、人が多額の債務を抱えるに至るまでの経緯を、知識として知っておきたいという方にもおすすめできる。(朝倉真弓)
特定調停がよく理解できました 2005-05-25
この本に書かれていないノウハウはたくさんあると思います。
しかし、特定調停をしようとする人、行政書士は必読でしょう。
漫画でわかりやすく書かれており、また内容も難しくありません。
ただ、特定調停を受けるような人がこの本を購入するお金をもったいないと思うのではないか?と危惧してしまいます。
そもそもこのような本を読まれる人は、なかなか借金地獄に陥らないと思います。
債務者コンサルタントは、債権者(回収)コンサルタントとして近々デビューするのではないでしょうか(冗談)。
東大を出て行政書士、資格より知識をお金に変える力は、どこで学んだのでしょうか。大変興味があります。
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女性のための自己破産せずに借金を返す方法―多重債務者を救う特定調停講座 |小田 優子
女性のための自己破産せずに借金を返す方法―多重債務者を救う特定調停講座
小田 優子
PHP研究所 刊
発売日 2003-12-24
2002年の自己破産申し立て件数は21万件と過去最高を更新。しかし、意外と知られていないのが、女性の自己破産の増加。
じつは女性専用の消費者金融を「レディースローン」といい、その最大のウリは「ダンナさん(家族)にバレない配慮」であり、気軽に借りられる点。そのため、最初は小遣い程度の金額を借りているうちに、だんだん深みにはまり、多重債務に陥る主婦やOLがどんどん増えている。
著者は、その「レディースローン」の営業・回収を担当し、延べ2万人を超える借金案件に携わるうちに、多重債務者を何とか救済したいとの思いが深まり、行政書士資格を取得。
現在、金森合同法務事務所にて、女性の立場に立った債務問題カウンセラーとして活躍中。本書は、「家族に隠すことが最悪のパターンに」「自己破産の前に特定調停を考えよう」「特定調停ならこんなに債務が減る」など具体的な話が満載。ほとんどお金を使わずに借金を返済する術を伝授する。
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元サラ金取立てナンバーワンが書いた 自己破産せずに借金を返す法『特定調停』があなたを救う! |金森 信二郎 /金森 重樹
元サラ金取立てナンバーワンが書いた 自己破産せずに借金を返す法『特定調停』があなたを救う!
金森 信二郎 /金森 重樹
ダイヤモンド社 刊
発売日 2003-07-04
大手サラ金の本社管理部という、不良債権を一手に引き受ける部署で「朝から晩まで借金の取り立てだけを専門に」行っていたという人物が、今度は借り手の味方になってくれるというから注目である。
その著者の目から見て、なぜこの程度で自己破産させるの? といぶかしく思うケースがこれまでに多々あったという。「ヤミ金の餌食になってしまう」自己破産をせずとも借金問題を解決する方法があると著者はいうのだ。
それが本書で紹介する「特定調停」である。特定調停は平成12年に施行された裁判所の制度で、著者によれば、弁護士を頼らずに低予算で利用でき、また、サラ金の取り立てや将来の利息を止められるほか、場合によっては借金総額を大幅に減額できるという。
本書では、それを利用して「借金地獄」を乗り越えた人の手記や、制度のあらまし、手続きのくわしい方法などをまとめている。もうひとりの行政書士である著者は、こうした低費用の制度が推奨されてこなかった点を問題視して、「邪推」と断わりつつも、その裏にある弁護士の思惑を指摘している。「顧客」の方を向いていないと、法曹界に一石を投じるのだ。
特定調停の解説だけではなく、取り立て人による脅し文句や返済督促の法律書面がいかに「コケ脅し」であるか、警察で相談に乗ってもらえる人ともらえない人の違いはなにか、クレジットやサラ金苦情の各相談先にどういう順番でいかに申し立てを行うかなど、著者ならではのアドバイスを盛り込む取り立て対策をまとめている。多重債務者はもちろん、返済に汲々とすることが多い人は必読である。(棚上 勉)
仮に好意的な見方をするにしても、絶対視は危険だと思う。 2005-09-19
内容はふむふむと読ませてもらう箇所はありました(実際、サラ金担当者は色々な手口を使います)。
ただ、本書で取り上げている批判の対象となっている専門家達というのは、各専門家の団体が撲滅を図っている提携専門家の例に偏っているように思われ、事実を正しく反映していないと思われる(弁護士会で行われている公的な相談の場合、契約内容は通常約款に従い、分割支払で、総額もかなり廉価で、処理についても、チェックを受けており、破産自体や債務整理自体で利益を得られるような状態にはなっていない。)。
読者の味方であるというスタンスは「売る」ためには必要なのだろうが、行き過ぎは問題だと思う。なお、サラ金の貸金業法等での著名な法的主張は、クレサラ専門の弁護士が協力して集団で戦いを挑む中で理論構成する等してどんどん否定され、今ではほとんどの裁判例・判例で、サラ金業者側の主張は退けられていることが多い。
これらの理論状況等の紹介もかなり手控えられているのは内容的な不足であろう。この本が出た後で、サラ金業者がこの本のやり方を見透かして対応してくることも十分考えられる。その意味で本書をある程度有益な本としても、絶対視はできないと思う。
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